出産後の強いイライラ、浅い眠り、肩こり、頭痛

昨日 初めて拝見したクライアント。

もともとデスクワークで肩こりはあったようですが、お一人目の主産後からイライラが強くなり眠りが浅くなってしまったそうです。

天気の悪い日には頭痛がおき、肩こりもひどくなりました。

現在、お二人目がお腹にいらして、妊娠3ケ月です。

お越しいただいたときは、すこしお顔が引きつっておられるような。

お身体を拝見すると子宮の左側に硬さがあります。

子宮や卵巣はグラつかないように膜組織で固定されていますが、この膜組織には血管や神経があって子宮や卵巣に情報を伝えています。もちろん女性ホルモンもこの血管を伝わり子宮に情報を伝えています。

身体デザイナー

上図では左側で子宮や卵巣の血管が描かれてますが、右側ではこれを膜組織が包んでいるのがわかると思います。

膜組織が硬くなると、そこに収まっている血管や神経が圧迫されて、神経やホルモンによって子宮や卵巣に正しく卵巣を伝えられなくなります。これがイライラなどと大きく関連しているように思います。

・・・この膜組織を柔らかくさせていただき、首や頭を確認しました。すると首の骨の1番目と2番目がずれておりました。

下の図をご覧ください。首の骨の1番目と2番目には番号を振ってありますが、その脇にある赤い管(動脈)が蛇行しているのがわかると思います。この赤い管は椎骨動脈と言って脳に栄養を与える血管んです。

身体デザイナー

首の骨(頸椎)の1と2番目がずれると、この血管をねじって脳血流を不安定にさえるため頭痛やめまいなどを引き起こすことがあります。

したがって、このずれを穏やかに修正していきました。

それから念のため頭を確認しますと、右後頭部がとても硬い!

「右の後頭部を強く打ったことはないですか?」思わずお聞きしてしまいました。

すると「あ、打ってます!! 小学生の時! 忘れてました!」。これはとても良くあります。お身体を拝見していて、思い出していただけること。

この方の頭痛は三叉神経という神経の領域ですが、頭を打ったことで硬くなった後頭部が三叉神経に悪影響を与えていたようです。

今日、「良く眠れたし、イライラせずにスッキリしています。」とご連絡いただきました。

あと2回、産前のメンテナンスをさせていただき、終了の予定となりました。

お身体は、ほんとに緻密にデザインされバランスを保ってますね。

(身体デザイナー 山岸茂則)