リハトーーーークvol.6

今年の冬は暖かい。雪降らないので、雪かき全然していないし、今週は雨降ってましたよ。

このまま、雪降らずに過ぎて行ってくれーと思います。諏訪の前島です。

今週の半ばにクライアントさんと 諏訪のとんかつ 丸一さんの話をしてですね。

あそこのかつは夏も冬もおいしいよね。っていう話をしたら、なんかずいぶんカツ食べたいなぁ。。。

ってなったので、カツを食べに行きました。

こんな感じの極厚のかつが出てくるんですね。あ げ た て!!です。

このカツを食べる順番で代替人間性が出ると思うんです。

端の脂っこい部分と真ん中のおいしいのをどうやって食べるか!!

私は始めに真ん中で、端、真ん中、端で端を早めに食べちゃう、でもこれは最後の方においしい所が全然もうおなかいっぱいで楽しめないという。

端をとりあえず、食べちゃうという人は嫌なことやっちゃうタイプで、端から順番の人は運命を受け入れるタイプか、考えてない人。

そんな事を考えていたら、嫁が真ん中を連続で食べているので『まさか、端を残す。先に楽しいこと全部やるタイプか!!』と思っていたら、終わり際になって、端を私の皿にチョイチョイと置くじゃないですか!!

『そういうのもあるのか…』ととんかつの端と見つめあいました。

諏訪のセンターの近くにお越しになった際にはすぐ近くにあるとんかつ丸一さん是非行ってみてください。おいしいですよ。

 

さて、とんかつと痛みに関する話題です。

PG(プロスタグランジン)と言えば、発痛物質です。

この物質の生理学的作用は平滑筋の収縮作用であったり末梢血管拡張や発熱・痛覚伝達作用があります。

この物質って何からできてるかご存知ですか?

そうです。不飽和脂肪酸(とんかつの揚げる油)です。アラキドン酸という物質が細胞膜に膜リン脂質として保有されているのですが、そこから代謝されてPGとなります。

(専門的にはPG以外にもTX,LT,PAFといったエイコサノイドが産生されるが簡単に割愛します。正確さよりもわかりやすさで書きます。)

さて、このいわゆる痛みの原因とも言えるプロスタグランジンですが、実は型がいくつかあります。

PGE1(ジホモーr-リノレン酸) PGE2(アラキドン酸) PGE3(エイコサペンタエン酸)というように似た構造式で作用は量に合わせて一緒に仕事するものです。

PGE1と2はいわゆるn6系と言われる不飽和脂肪酸から生成され、PGE3はn3系由来の不飽和脂肪酸から生成されます。6系とか3系とかよく聞きませんか?エゴマ油は3系の油です。

問題はこの二つの構造式で炎症(痛み)の発生の仕方に差があるということです。

アラキドン酸(ここでは簡単に動物性の油としましょう。)から生成される痛み物質は作用が急で炎症や血小板の凝集作用力が強く起こるということです。また、強烈な子宮筋収縮作用を持っています。

EPA(魚由来の油とします。)から生成されるPGE3は血小板の凝集作用が弱く、作用も緩徐で炎症反応もアラキドン酸由来のプロスタグランジンよりきわめて弱いのが特徴です。血小板の凝集作用が低いので、炎症部の血流が保たれることもポイントです。

つまり、このことは動物性の油脂を多く取ると炎症反応が激しく発生したり循環性の問題が発生しやすいということです。

私はこれらの問題が顕著に出てると 揚げ物男子とチョコレート女子と疑って問診します。

彼らは痛みが長引きやすく、発生しやすいと考えられるわけですね。

なんで、

「とんかつ好きです?チョコレート好きです?」なんて聞きます。

(チョコレートは油と糖とできている悪魔の食べ物です。その強い中毒性で簡単に腸の動きを制限して腰痛を発生させます。)

これらの人々はお腹に触れるだけでも痛い!そして、硬い!

腹膜が硬く、血管の硬い。これが臨床での印象です。

そして、皮膚状態が悪いことが多いですね。油脂の問題は乾癬やアトピーとも関連が強いです。

なので、食事の指導も行います。

とんかつの丸一さん、すいません。。。。あんまりガンガン食べてくださいとは言えません。

しかしながら、ご高齢の方はむしろとんかつ食べてください。貴重なたんぱく源になりますから。

 

長引く痛みには理由があります。

一人で悩まずに是非ご相談ください。経験豊富なセラピストがあなたの悩みの解決をお手伝いをいたします。