腹圧とうつぶせと進化論

みなさん,お疲れ様です!

腹圧先生こと,舟波真一(ふなみしんいち)です。

BiNIリハビリセンター東京銀座です,よろしくお願い致します。

腹圧シリーズ17回目。

腹圧を進化論で考えていきます。

腹圧

うつぶせは,生命にとって根源的な運動です。

あかちゃんも,最初の移動手段は腹這いです。

進化の過程と非常に似ています。

そしてあかちゃんは,腹筋はそれほどありませんが,腹圧はしっかりしています。

四つ足動物も,腹筋は割れるほどありませんが,速く走れるのは腹圧がしっかりしているからです。

爬虫類も同様に,腹筋はほとんどに無いですが,腹圧のおかげでしっかり動きまわっています。

そこで今回は,進化の過程で脳はどうなっているのか?考えていきます。

では,うつぶせでの腹這いを移動手段にしている,爬虫類の脳を見ていきましょう。

腹圧

系統発生的にみて,人間が一番大脳皮質が大きいですね(図の水色の部分)

魚類,両生類,爬虫類など,進化の過程において発生的に古い動物の脳には

ほとんど大脳皮質はありません。

脳幹と小脳の割合がとても大きいです。

つまり,爬虫類等の動物は,脳幹・小脳だけで生きているわけです。

寝たり,ご飯食べたり,動いたりするのは,

脳幹・小脳があれば,十分に可能なのです。

そして,脳幹には呼吸中枢もあります!

呼吸といえば,横隔膜。

横隔膜は脳幹で動かしていますが,

横隔膜って腹圧をつくる体の中心の風船の天井部分でした。

横隔膜の動きが腹圧を調整している,ということは,

腹圧は『脳幹』という,脳の中でも系統発生学的に古い,

古皮質と言われる部分で調整されているのです。

『脳幹』ってお聞きになったことございますか?

脳の幹(みき)です。これは上の図にあったように,

万物共通,動物にとって共通の脳部位なんです。

人間は大脳新皮質があまりにもおおきいため,脳幹という部分は

外側からだと見えなくなっているんですよ!

この『脳幹』という脳の部分,

呼吸(横隔膜)や腹圧を調整するだけでなく,

人間のとても大事な機能をになっています!

脳幹,詳しくやっていきます。

 

腹圧の専門家,舟波真一でした。

おからだの痛みや脳梗塞でお悩みの方,

BiNIリハビリセンター東京銀座までおこしください。

 

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