滑りが動きをつくる

身体のあらゆるパーツはバラバラにならないように膜組織に固定されています。

膜組織は正式には固有結合組織といいます。

筋膜も膜組織のひとつにすぎません。

左の図は、筋膜に包まれた筋肉や骨が折り重なっている様子が描かれています。

お腹の中や胸の中も含めて、からだは層構造です。

身体デザイナー

今度は上の図の右側を見てください。

ウレタンが7枚重ねてあります。

上側の図のように、7枚をセットで曲げると末端がギザギザしてるのがわかると思います。

ウレタン同士で滑りがおこっていることになります。

下側の図はウレタン同士を接着剤で固定した時の様子です。

滑らないようにすると、曲がらなくなってしまいます。

 

層で構成された人のからだは層間の滑りがとても大切になります。

下の図のようにゴルフなどのスポーツでは動きが大きくなりますからとくに大切です。

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からだのあらゆるところが万遍なく動くとしなるような曲線的な絵になります。(上図)

 

下の動画をご覧ください。

頭を上下に動かすだけでも、首の前後の組織では滑りがあります。

この滑りをつくっているのも実は膜組織です。

膜組織にはからだのパーツをしっかりと保持し安定させる強さをもったもの と やわらかいものがあります(下図)。

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この柔らかい膜組織が柔軟に伸縮して層間の滑りを作り出しています。

 

柔らかい膜組織は水分が沢山含まれています。

BiNIアプローチは流体力学と熱力学に基づいた快適な刺激で、柔らかい膜組織の柔軟性も回復することが可能です。

 

(身体デザイナー 山岸茂則)