【脳梗塞リハビリ革命】
多くの方が損傷されていない「脳幹」を使って麻痺を回復する
みなさん,お疲れさまです,舟波真一です。
脳梗塞のリハビリ革命,進化論から脳梗塞のリハビリを考えていきます。
うつぶせは,生命にとって根源的な運動です。
あかちゃんも,最初の移動手段は腹這いです。
進化の過程と非常に似ています。
そしてあかちゃんは,腹筋はそれほどありませんが,腹圧はしっかりしています。
四つ足動物も,腹筋は割れるほどありませんが,速く走れるのは腹圧がしっかりしているからです。
爬虫類も同様に,腹筋はほとんどに無いですが,腹圧のおかげでしっかり動きまわっています。
進化の過程で脳はどうなっているのでしょうか?
うつぶせでの腹這いを移動手段にしている,爬虫類の脳を見ていきましょう。
人間がいちばん大脳新皮質が大きいですね(図の水色の部分)
言葉とかイメージ,想像が出来るのが大脳新皮質の仕事だからです。
魚類,両生類,爬虫類など,進化の過程において発生的に古い動物の脳には
ほとんど大脳皮質はありません。
脳幹と小脳の割合がとても大きいです。
つまり,爬虫類等の動物は,脳幹・小脳だけで生きているわけです。
寝たり,ご飯食べたり,動いたりするのは,
脳幹・小脳があれば,十分に可能なのです。
そして,脳幹には呼吸中枢もあります。
脳幹には手足を動かすための先回りシステムもあります。
ほとんどの脳梗塞や脳出血の方は,この脳幹は損傷されていません。
脳幹は壊れていません,正常です。
脳幹が損傷されたら呼吸が止まって死んでしまうからです。
この,脳幹や小脳に刺激を入れて麻痺を回復させていくのが[バイニーアプローチ]です。
脳梗塞のリハビリ専門家 舟波真一でした。