認知バイアスについて

みなさま,おつかれさまです,舟波真一です。

コラムで統合的運動生成概念,今回は「認知バイアス」について考えていきます。

「バイアス」とは,「偏り」のことです。

ですので,認知バイアスとは,脳の偏見,脳の変なクセなんです。

医者や大学教授,テレビに出てくる権威ある人の言葉,教科書と言われているもの,

そういう事を聞くと,我々は,「へーそうなんだ!」と信じ込んでしまいます。

また,自分が信じている事や正義について,賛同してくれたり同じ意見を持つ人達の言う事はすぐに受け入れるけど,

反対意見を言う人達の意見は無視したり,攻撃したりする。

これも認知バイアスのひとつと言われています。

脳内は結局,神経細胞(ニューロンといわれているやつ)とグリア細胞で出来上がっています。

活動電位のやり取り(イオン機構)と,ホルモンといわれる神経伝達物質でのやり取り(液性機構)で決定されているというわけです。

自分の意志,思い,判断,悩みなんて,結局はこの電気とホルモンのやり取り。

不思議だと思いませんか?神経細胞自体は,顕微鏡で見れば隣の人と変わらないのに。

人間が複雑系である,というゆえんですが,

つまり,正義も悪も,結局は脳内の電気のやり取りで決定されている認知バイアスであって,

脳の偏見なんですよね。どちらが正しいなんて,絶対にないんですよ。

でも,人間はこの認知バイアスに支配される。

とても仲の良い,親友がいますよね。もう,ずっと一緒だよっていうくらい。

でも,他のクラスの知り合い程度の同級生から,

「おい,あいつ,○○○○・・・・・・・ってお前の悪口言ってたぜ?」と聞いてしまえば,

不安になったり,むかついたり,怒ったりする感情が芽生えてきますよね?

ただ,知り合い程度の人間に吹き込まれただけなんですよ?

確証もないのに,脳はすぐ偏ってしまうんですよ!

ずっと一緒にいる親友の事を信じられなくなるくらい。

怖いですよね。

もう,認知バイアスという脳の偏見は,だれにもあるのでしょうがないのです。

でも,それでもこの認知バイアスの呪縛から解放される方法がひとつだけあります。

とにかく選択できる幅,知識,選択の引き出しを多くすると言う事です!

選択肢を多くすることでしか,認知バイアスを解除する方法はありません!

今,このコラムを読んでくれている皆様には,すでにひとつの選択肢が出来ました。

「認知バイアス」ってのがあるんだ,もっと冷静に違う側面からも考えてみよう。っていう!

舟波真一

冒頭のこの画像。

見方によっていろいろに見えるよねっていう有名なやつです。

こういうことだと思っています。

実は運動にもこのような側面があります。

通常リハビリテーション教育では,「運動制御」を教わりますので,

運動分析は,その運動の場面や要素を分解して理解しようとしてきました。

運動は,姿勢の連続である,という考えや,神経・筋・骨・関節を部分的に切り取って問題点を抽出する還元的な手法や観点です。

歩行分析も,わざわざコマ送りみたいに静止画にして分析してきました。

でも,本当にその分析で問題点って,わかるんですかね?

静止画で問題点を抽出してるから,治療もそのような視点になってしまう。

ステッピングや片足立ちの練習で,歩行は改善するのでしょうか???

 

我々の運動は止まっているときなんてありません。

最初のコラムにも書きました。受精卵の時から止まることなんて一度もないのです。

動いている物体には,地球上ではいろいろな力が加わっています。

もちろん,重力もそのひとつです。重力加速度を持ちます。

我々にはいつも加速度がかかっているのです。

重力は F=ma で表すことが出来ます。この話はまた今度しますね。

ですから,人の運動は,動いている物体としてとらえなければなりません。

姿勢,は静的なものではありません。

立位,という運動状態にあるのです。

こういった,違う側面からの運動の成り立ちを考えたものが,

我々のご提案する[統合的運動生成概念]なわけです。

運動に対する認知バイアス,ぜひ,解除してください。

我々がお手伝い致します。

 

BiNI COMPLEX JAPAN 舟波真一でした。
 


 

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