脳梗塞
研究結果からみるリハビリ②

2018/3/3-4 東京の両国にてBiNI Perspective Conferenceを開催しました。

第一線で活躍されている研究者の方々を招いて、最新の研究結果をわたしたちの目の前のクライアント様のために生かすことを目的にしています。

日本全国から理学療法士や作業療法士の方々もお集りになりました。

研究結果から、脳梗塞のリハビリにおいて私たちが提供させていただいていることが間違いでないと確認できましたので、何回かに分けてご紹介しますが、今回は第2弾です。

今回は 杏林大学医学部 中島剛 先生 のご講演からのご紹介です。

中島先生はカナダへの留学経験もおもちで、「足の感覚が膝下の筋の活動を反応的に変化させる」という我々にとって大変重要な出会いとなった研究をされております。

当センターが利用しているオーダーメイド足底板が運動の変化に大きな影響を与えることの要因の一つとして大変勇気づけられました。

 

話はそれましたが、今回のご講演で主要な部分は「脊髄固有ニューロン」に関してです。中島先生ご自身の最新の基礎的研究結果からお示しいただきました。

脊髄固有ニューロンは脊髄の中だけに存在する神経細胞です。髄節間を縦につないで、異なる脊髄レベルでの情報交換を可能にしています。この脊髄固有ニューロンが働くことでも筋肉が動きます。

ですので、大脳皮質の運動野が筋肉に直接命令を出す経路を「直接経路」というのに対して、脊髄固有ニューロンは「間接経路」といったりします。

脳梗塞や脳出血では、脳が筋肉に直接命令を出す回路「直経経路」が障害されます。

サルを用いた実験では、この直接経路が損傷した後の上肢機能の回復に「関節経路(脊髄固有ニューロン)」が重要な役割を果たすことがわかっています。

ヒトにも発見されているこの脊髄固有ニューロン。脳卒中後のリハビリに生かせないかと考えるのは自然な発想です。

そこで中島先生の今回のご講演から

①大脳皮質でなくても、脳幹からの経路で脊髄固有ニューロンの活動を高めることができる。

②前庭器迷路(三半規管と耳石からなり頭の速度変化をひろう器官)の刺激と上肢からの感覚情報をさらに高めることができる。

③これらの刺激は長めに行わないと、効果の持続性が低い。

そうしますと、まずこの動画をご覧ください。

①意識していただいてませんが、身体が動いてますので脳幹が働いていることは明らかです。

②頭が揺れていますので前庭器迷路が刺激されています。とくに目隠しをすると前庭器迷路の情報が運動に優位に用いられますので効果的です。さらに麻痺した手腕にも床からの刺激が入ります。

③疲れませんから、リズムよく長く続けられます。

 

脳梗塞後のリハビリは、BiNIリハビリセンターにお気軽にお問い合わせください。(身体デザイナー 山岸茂則)

身体デザイナー

痛みや麻痺にお悩みなら、
バイニーリハビリセンターにご相談ください。

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