脳梗塞後の肩の痛みと胸郭

脳梗塞後に麻痺側の肩の痛みで悩まれる方がしばしばお越しになります。

この痛み、脳梗塞を発症してすぐには出現しません。

しばらくしてからでてきます。

今日はこのような方々に「共通すること」についてです。

 

下の図のように、肩関節は肩甲骨側の受け皿(関節窩)より腕の骨の頭(上腕骨頭)の方が大きい構造をしています。

肩の関節は動揺してストレスを受けやすい構造ということです。

もし肩甲骨や肋骨のあたりが硬いと、肩を下にするような横向きになると、肩の骨が床に強く押しあたります。

ですので肩に負担がかかります。

そうならないように下になった側の肩甲骨や肋骨はグニャっとつぶれて肩にかかる負担をいなします。

身体デザイナー

上の写真でも、下になっている肩甲骨や肋骨の辺はつぶれて肩にかかる負担を避けれています。

 

・・でも肩甲骨や肋骨がグニャっとつぶれないと・・

下の図では肋骨がまったくたわんでないですから、下になっている肩に負担がかかります。身体デザイナー

脳梗塞後に頑張って動いているうちに、肩甲骨や肋骨の動きがわるくなると、徐々に肩に負担がかかるようになってきます。

 

グニャっとつぶれることができない硬い胸郭(肋骨・肩甲骨)は、脳梗塞後の肩の痛み に共通する事項です。

 

ご自身では 上半身をユラユラさせて 柔らかくグニャっとつぶれる胸郭 を作っていただきたいと思います。

上手くいかない場合は、麻痺側を下にしての横向寝を利用する方法もあります。

最初は枕を少し高めにして行うと肩にかかる負担が減って上手くいきます。

横を向いたら麻痺側の肩が胸郭の中にうずくまってくるようにイメージしてみてください。

上の図は5分ほどイメージした前後での変化です。施行した直後は麻痺した肩を下にしたときに痛みがあったのですが、しばらくイメージしていると痛みがなくなってきました。

右側の胸郭が上手くつぶれてきたので、服にしわが寄ってきたのがわかると思います。

 

では、実際にご自身で行う方法をお伝えしている場面を動画でご紹介します。

この方は視床痛という痛みがありましたが、私たちが拝見させていただき安静時の痛みが消失しました。

しかし動いているときにはまだ肩から腕に痛みがでます。

動いているときの痛みも軽減していくために、ご自宅で行う方法を覚えていただいている場面です。

①まず最初は少し高めの枕で、麻痺側下横向きで、肩が胸に入ってくるイメージ。イメージすると動きを誘発できますので、ご自宅で行うのには利用できます。

しかし、1回のイメージだけで痛みが十分に無くならない場合も少なくありません。

そういったときは・・・

②下の動画のように一旦やや仰向けに近い姿勢に戻っていただいてから、また再開していただければ結構です。

麻痺している肩の痛みは「動いている感覚が入ってないから痛く感じやすい」状態であります。ですので・・・

③この状態でユラユラして、麻痺肩に動きの感覚をいれていくと更に効果的です。このことで痛みが一気に減少していくことが多いのですが、これをつかんでいただくのには、当初私たちのお手伝いが必要な場合が多いです。

最終的に、痛みは全くなく、麻痺した肩を下にしてユラユラ していられるようになりました。

上手くできないような場合はご自身で行う方法をつかんでいただくために、私たちがお手伝いさせていただきます。

BiNIリハビリセンターにお気軽にお問い合わせください。(身体デザイナー 山岸茂則)

 


 
痛みや麻痺にお悩みなら、
バイニーリハビリセンターにご相談ください。

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