足のゆびで握るトレーニングは良いの?

  • 2017年10月17日

こんにちは。

満足先生こと、BiNIリハビリセンター横浜(フットケアーラボ)の根津です。

 

今回は、 「足のゆびで握るトレーニングは良いの?」

についてお伝えしたいと思います。

 

みなさんの中には、

「タオルを足のゆびでたぐり寄せるようにして…」

とか

「足のゆびで地面を掴むようにして…」

の指導を受けたことがある方がいらっしゃるかと思います。

 

では、なぜ足ゆびが注目されるのでしょうか?

・足ゆびの筋力がないと言われた

・しっかり蹴りだせていないと言われた

・足のゆびがういている「浮き足(ゆび)」

などの方が多い印象です。

 

足のゆびトレーニングが良いのか?

その問いには、確かなことは言えません。

足ゆびのトレーニングで転倒することが減ったという報告もあります。

 

ここでは、あえてデメリットについてお伝えします。

① 開帳足を助長する

② 前方重心になりやすくなる

③ インナーマッスルが働きにくくなる

④ 歩く、走るの効率が悪くなる(遅くなる)

 

①開帳足を助長する

足のゆびの筋肉は、親ゆびを除き同一の筋肉が付いています。

足ゆびのトレーニングをすることで、指の付け根の骨で形成されている

横アーチが低下しやすくなります。

すると、足の先がベチャーっとなる開帳足を助長します。

開帳足は、偏平足、外反母趾が進行する原因となります。

 

②前方重心になりやすくなる

いわゆる、偏平足のように足の崩れている方の重心は

前よりとなります。

足の骨格が崩れているために、荷重を分散させるからです。

意識を足ゆびに集中して行うことは、身体に学習されますし、

①でお伝えしたように開帳足(足の崩れ)も助長しますので、前方重心となります。

そのような方は、長く立っている(歩いている)と、足裏やふくらはぎが疲れやすい。

踏ん張り癖が付くので、足のゆびが「くの字」に曲がり変形してしまう

などが起こりやすくなります。

 

③ インナーマッスルが働きにくくなる

足ゆびを意識的に動かす筋肉は、アウターマッスルです。

アウターマッスルが使われやすくなりますと、

反対にインナーマッスルが働きにくくなります。

しかも、全身のインナーマッスルです。

全身の関節の安定化を図り、パフォーマンスを保障しているインナーマッスルです。

その観点からも、過度に行わない方が良いと思います。

ちなみに、足の崩れとインナーマッスルの関係もあります。

 

④ 歩く、走るの効率が悪くなる(遅くなる)

しっかり歩く、走るスピードを上げたい。

そのような方、足ゆびで地面を掴むように…

を意識しますと、疲れやすくなり、スピードも反って落ちることがあります。

足ゆびを動かす筋肉は、アウターマッスル

アウターマッスルは、疲れやすいんです。

また、蹴りだす際には足のゆびは上を向きます(背屈)。

そのおかげで、足裏の足底筋膜が伸ばされ、足底筋膜が伸ばされた分、

スピーディーに縮むことで勝手に蹴りだせてしまいます。

余計な筋肉を使うことがないなんて、素晴らしい機能です!

その際に、逆の「足ゆびを曲げる」行為は骨格本来の運動を阻害してしまいます。

反って、運動にブレーキをかけてしまうワケです。

しっかり蹴れないので、つまずきやすくもなります。

 

足のゆびの使い方は、ハイハイしていた時代からの発達の関係もあると言われています。

お子様が、足のゆびが浮いている「浮き足(ゆび)」という状態は、

集団遊びの機会にもよります。

ご興味のある方は、原田 碩三先生の本がおススメです。

 

今回は以上となります。

最後までお読みいただきありがとうございました!

 

 
 
”足が満たされると幸せになる”
満足先生  根津 憲継(ねづ のりつぐ)

FOOTCARE LAB/BiNIリハビリセンター

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footcarelab@superfeet-jo.com