立ち上がろうとした瞬間 膝がピキッ!

  • 2017年9月8日

一昨日の夜、立ち上がろうとした瞬間に左膝をギクッと。昨日の朝お電話をいただき、「痛みで足がつけない」ということで、お電話でお話を伺い応急の対処法をお伝えしました。

お辛そうなので、昨日の夜に急遽拝見させていただきました。医師の診断が必要な所見があるかどうか注意深く確認もいたしました。

さて、この方、膝の水をためている袋(滑膜)が「下に、内側に」ずれてしまっておりまして直接的にはこれが痛みの原因でした。この袋には神経が豊富に来ているのでずれると痛みを生じやすいです。ですので膝の膜組織に対するアプローチでこのずれを復元させる必要がありました。また原因に対するアプローチを2つ行わせていただきましたところ、今朝お電話いただき、「ふくらはぎが少し張るけど、膝は具合が良い」とのことです。

では、そもそも何が原因でずれが生じたのでしょうか?

原因は2つ。

まず、この方、体重がかかると土踏まずが下がりやすい足のタイプをされています。下の図のように土踏まずが下がるとスネが内側に捻じれるので膝に捻じれが加わってしまいます。膝の水をためている袋が内側にずれていたのはこのためだと思われます。BiNIリハビリセンターのスタッフは全員、アメリカ足病学に基づくバイオメカニクス(生体力学)や足タイプに精通しておりますのでこのような評価が可能です。
身体デザイナー

 

 

 

 

 

 

 

この方の足タイプにはNWPL足底板が大変有効です。簡易版を試したところ具合がよいということで、この方もすぐ注文されておりました。足底板(インソール)は外反母趾などの足の障害以外にも効果を発揮します。

しかし、それではなぜ左膝だけ痛めてしまったんでしょうか? そこにもうひとつの原因が隠れています。

身体デザイナー

上図の赤丸部分に三半規管という頭の動きを検知するセンサーがあって、立ち上がったりするときの頭の動きを検知して自動的に膝を伸ばしてくれています。この方は、左の三半規管に入っている刺激が不十分で自動的に膝が伸びにくい状態になっていました。膝を伸ばす筋肉の最も深層に「膝関節筋」というのがあって、関節の水を貯める袋を上に引き上げる作用を持っています。三半規管が上手く働かないことで、この袋が下にずれてしまっていたのでしょう。三半規管への刺激が不十分だったのは、恐らく下を向いた状態が続くお仕事が関係していると思います。下を向き続けるとなぜ左の三半規管の刺激が減るかは「螺旋性の法則」という我々が突き止めている身体の法則によりますが詳しくはまたの機会に。三半規管は目まいとも関係しています。ですので目まいの既往がある方も膝や腰などの障害を発生しやすいです。

BiNIアプローチは神経科学も統合しているので、三半規管への刺激も行って膝が自動的に伸びやすいように調整していくことが可能です。

最後に ご自身で行える簡単なデイリーメンテナンスをお伝えして終了となったわけです。

 

膝・腰・足の痛み などでお悩みの方へ

(身体デザイナー 山岸茂則)