ハント症候群・・重度の顔面神経麻痺

  • 2018年1月10日

ハント症候群という病態があります。

ヘルペスウィルスの感染により引き起こされます。

ヘルペスウィルスは神経が大好きです。

感染する神経によって、顔面神経麻痺の原因になったり、耳鳴りの原因になったり、めまいの原因になったり、帯状疱疹になったりします。

ハント症候群はこれらが比較的複合的に起こります。(ハント症候群については こちら をご覧ください。)

顔面神経麻痺の重度な場合は、その麻痺の改善率が50%程度とされます。

通常の顔面神経麻痺のみの場合は自然に治癒する可能性がもっともっと高いですが、ハント症候群は広範な感染のせいか要注意です。

今日は、ハント症候群を発症して入院され、退院後も顔面神経麻痺が全く改善せず4度拝見させていただいた女性のお話です。

麻痺によって「右目が閉じられない」「おでこにしわがよせられない」「口から食べ物がこぼれる」「笑ったりするとときに左右の口の形が違い過ぎる」「恥ずかしくてマスクを外せない」というようなことをおっしゃておられました。

娘さんの結婚式があり、「こんな顔で出席したくない!」という希望をお持ちでした。

生まれつきの側弯がおありで、検査すると神経のあちこちが緊張して突っ張っている状態でした。

神経には栄養血管が来ています。神経が緊張していたら、そこにきている栄養血管も緊張してしまいます。そうなると神経の免疫機能も低下しますし、ヘルペスの感染からの回復もどうしても遅れてしまいますよね。

足のタイプは柔軟性前足部外反という不安定な足タイプです。しかも相当程度が強いです。(柔軟性前足部外反については こちら をご覧ください) 柔軟性前足部外反ではどうしても、歩くときに足の裏に来ている足底神経を緊張させてしまいます。その神経は脳まで続いています。

ということで初回にご説明して足底板をオーダーしました。

2回の施術では、右足の親指、背骨、頭蓋、仙骨 などいろいろなところで神経のゆがみや動きにくさを改善しました。

退院後に1回、そして2週間後に2回目を拝見して「見てもらうたびに良くなって、マスクを外せました!」とご連絡いただきました。

毎日忙しくさせていただいておりますが、このような喜びを頂戴したり、満面の笑顔を拝見できると、なんとも言えない嬉しさがこみ上げてきます。

そして3度目に足底板も装着いたしました。

4度目に拝見した時(初回から5週間経過)には「大きく笑うと右の口がしっかり広がってない感じだけど、それ以外は気にならない」とのこと。足底板は「吸い付くみたいでフィットして、身体が楽で」ととても気に入っていただいているようでした。

そして初回から7週経過した時点で、お電話にて経過を伺ったところ・・・「全く問題ない。気にならない」とのことでした。娘さんの結婚式にも心配なく臨んでいただけそうです。

BiNIアプローチは神経科学をとりこんで、独自の考察を加えている強みがあります。

どこに行っても良くならない方、最後にお越しください。

身体デザイナー

(身体デザイナー 山岸茂則)