
腹圧と骨盤底筋群の関係
- 2017年12月3日
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みなさん,おつかれさまです,
腹圧先生こと,舟波真一(ふなみしんいち)です。
BiNIリハビリセンター東京銀座におります,今回もよろしくお願い申し上げます。
腹圧について,
いろんな角度からコラムに書いております。
解剖学,運動学,神経科学などなど……これからちょっとづつ書いていきますね。
世間では詳しいことはまったく知られていないため,
基礎医学をベースに,きちんと説明していきたいと思っております!
今回はですね,コラム書き始めて9回目,
ここまで,腹圧をつくっているからだの構造のお話をしております。
腹圧をつくっている構造として,
上が横隔膜とそれを包む膜組織,
下が骨盤底筋群とそれを包む膜組織でつながってますよ,というところまで書きました。
すべて膜組織の連結になっています。
では,からだを横から見た断面図をみてみましょう。
はい,腹圧はからだの中心の風船みたいな空間であることはお話ししました。
それは,膜でつながっていて,内臓を包む腹膜ともつながっています。
ですから,腹圧の風船みたいな空間の中に内臓があるわけです。
ぜんぶ,膜でつながっております。
図のように胃も腸も膜でつながっていて,
背骨を包む膜とつながって,おなかの中で良い位置をキープしているわけです。
下で支えているのが骨盤底筋群とそれを包む膜組織ですね。
図にある肝臓の上の膜が横隔膜です。
腹圧がしっかりしているから,
背骨を中から支えて,臓器を中から支えているわけです。
この腹圧がもし,弱まってしまったら………
背骨を支えなくなるので,背骨のきれいな弯曲がなくなります。
そして,臓器が正しい位置にいることが出来なくなって,
下の方にさがってしまいます。
怖いですね(>_<)
はい,今回はここまで。
腹圧先生こと,舟波真一でした。
ありがとうございます,
おからだの事でお悩みの方は
BiNIリハビリセンター東京銀座までお越しください。